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【映画】スプライス【レビュー】

2018年10月23日 - レビュー
【映画】スプライス【レビュー】

恐るべきは人間の好奇心。

あらすじ

科学者の夫婦、クライヴとエルサは禁断の実験に身を投じてしてまう–それは、人間と動物のDNAを配合して、“新生命体”を創り出すこと・・・実験は成功し、二人は誕生した“新生命体”にドレンと名付け秘密裏に育てていく。ドレンは急速に美しい女性に成長するが、彼女の進化は止まらず、手に負えないモンスターと化してしまう。そして、彼女を抹殺しようとした二人は、逆にドレンの恐るべき目的に巻き込まれていく・・・

マッドサイエンティストが怪物を作り出してしまう作品は古くは「フランケンシュタイン」がある。フランケンシュタインに登場する怪物はツギハギだらけの完全なる化物で人間のように自己の存在意義に苦悩するが、この作品のドレンにはそういう葛藤はなく、どちらかというと子犬のように無邪気だった。また、美人女優をベースにしているので化物感はほとんどなかった。創造主である科学者夫婦に無理強いをさせられるシーンはまるで虐待されるペットのようで見ていて辛かったが、クライマックスのドレンの暴走する場面でスッキリできた。

見所は何といってもドレンとクライヴのセックスだろう。ドレンに欲情したクライヴと共に僕も結構そそられた。ドレン役の女優さんはデルフィーヌ・シャネアックという人だが、画像検索するとかなりの美女。化物風に特殊メイクしてもセクシーさは隠れていなかった。

「ザ・フライ」が好きな僕はそこそこ期待してこの作品を見たのだが・・・まあイマイチだった。化物が美しいというのはなかなか珍しいとは思うが個人的な意見としては化物はやはり醜くあって欲しい。醜い化物こそ、人間を殺しまくる権利があると思うのだ。

調べて見ると、この作品の監督、ヴィンチェンゾ・ナタリはあの「キューブ」の監督ではないか。「キューブ」はかなり面白いので、「スプライス」を見るくらいなら「キューブ」をオススメする。

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